スキーハイクのアウター・・ゴアテックス素材まで必要とするのか・・緊急時にすぐに取り出すには
緊急時のアウターとして咄嗟に風雨、風雪を防ぐなどの時はこのポンチョを取り出します。
緊急時用ですのでポンチョは、ほとんど使うことが無いのですが、一定の時期にはなるべく着用するようにしています。
ツェルト的な感覚です。
この黄色に意味があります。鴨などの鳥の狩猟期間に安全のためにこの目立つ色のものを身に着けているのです。
より安全なように樹木のある川沿いではなく、堤防のみを歩くようにもしています。
このポンチョはISUKAの商品です。
モンベルのストームパーカーをダウンパーカー代わりにしていることを紹介しましたが、緊急時として考えると少しばかり問題があります。
スタッフバッグに小さく折りたたまれているものは収納的には良いのですが、すぐにザックから取り出せるかどうかが問題だと思うのです。
人間は横着なものでザックから取り出すことすら面倒がって行動しなければ結局は宝の持ち腐れとなってしまうのです。
夏山の山岳事故で、持参し、有るにもかかわらず、使いもせずに低体温になってしまった事例があるからです。
登山の集団行動で一人だけ立ち止まりザックから衣類を出して着るなどの行為、別行動、皆から遅れるなどのことは憚られるといったことは理解できます。
市販時の小さなスタッフバッグにより小さく折りたたまれたものは案外取り出しにくいのは皆さんも経験されているでしょう。学ばなければなりません。
着衣後も強風で下からまくられる場合がありますので上からベルトをしています。
私のスキーハイクは単独行ですので周りと歩調を合わせる必要はありませんが、急いで取り出すことは実践できる様にしておかなければなりません。
さらに一方向から吹きつける強風は私に自然の凄味を実感させます。
容赦なく手に持つものなど吹き飛ばされるからです。
海に近い河川敷だからでしょうか。
そのような中でザックを下ろし中から取り出してさらに、スタッフバッグから取り出してなどは不可能とは言いませんが相当苦労することが分かりました。
小さくまとめようとするのがスタッフバッグですので緊急時に取り出すには難があります。
そこでザックへの収納は大きめのバッグにポンチョをたたまずにゆったりと入れてあり、紐が見えるようにしておきます。
その紐を引くようにします。その紐を頭から被るともう飛ばされることはありません。
首から肩に紐をかけてからポンチョを被ります。
※紐は輪になっています。ポンチョは裏返しにして入れておいて被った時に表になるようにします。
この写真のヤッケはアウトドア用品ではありません。ワークショップで購入した230円の商品です。着ていると蒸れます。
短時間であれば風雨も防ぎ保温にもなります。ポンチョもありますので二段重ねでいざとなれば対処します。
自分の行っているスキーハイクはせいぜいこの程度の用具で事足ります。
ゴアテックスのような高性能のものは完全にオーバースペックになります。
森林限界点を超えるような過酷な状況に半日、一日とさらされることは、ありませんので念のための装備となります。
登山家の方が仰っていました「みぞれになったら直ぐに引き返さなければならない」
引き返し地点が最も車から遠い場所ですので戻るまでの最長時間が分かります。
その時間内で天候急変(みぞれ、暴風雪)に耐えられれば良いのです。
川では川霧が発生します。併せてホワイトアウトのような完全な視界不良も起こります。
天気の良い時に道(コース)の縁をよく理解しておくことです。
極端な言い方をするならば目をつぶっていても歩いて帰れるようにとの意味です。
ホームへ戻る