山菜とよく似ている毒草・遭難しないために・山菜採りの道具
三大毒草オクトリカブト
キンポウゲ科
猛毒アコニチンアルカロイドを含有。
痺れがある。葉は3~5裂。
根は縦にいも状。秋に兜状の紫の花。
ドクウツギ科
全草に神経毒。
甘い果実が特に危険。
枝を燃やした煙にあたっても中毒。
セリ科
全草に猛毒。
葉は細く鋭い鋸葉。
根は肥大。
8月~10月が花期。
紫青色の花をつける。
全草に毒がある。
トリカブトとヨモギを誤食した例もある。
北海道から本州近畿地方以北に分布
多年草.草丈1.5~2 m
蜂が集めた蜜にトリカブトの花の蜜が混入していて中毒になった事例があります。トリカブトが群生している場所の蜂が集めたのでしょう。
自然毒に注意するには野生のミツバチが集めた蜂蜜は口にしないことでしょうか。
「通仙散」という麻酔薬が江戸時代の医師、華岡青洲によって作られました。チョウセンアサガオ、トリカブト他の調合によるものでした。
この麻酔薬を使い華岡青洲は妻の乳ガン摘出手術を行い成功させました。世界初のことでした。
トリカブトの附子 (ぶし)とは塊茎を乾燥させた漢方薬です。
猛毒の毒草である反面、薬にもなるという、毒も薬も同じものという好例です。
PDF:写真、行者ニンニクとイヌサフラン、スイセンとニラ、トリカブトとニリンソウ ニラとスイセンの葉の断面図を追記 誤食注意 PDFファイル
PDF:写真、行者ニンニクとバイケイソウ、セリとドクゼリ、ドクニンジンとシャクとフクジュソウ 誤食注意2 PDFファイル
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